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ご利用者様の訴える痛みについて

ここをご覧の方は、痛みを訴えている、もしくは痛みを訴えていらっしゃる方がそばにいる事が多い。

 

私たち訪問マッサージに伺っている患者様も主訴(中心となる症状)は、

痛みやシビレを訴える方が数多くいる。

 

国際疼痛学会では、

「実質的な、もしくは潜在的な組織損傷または、その可能性に伴う、

またはそのような損傷に関連して表現される不快な感覚または情動体験」

と定義している。

つまり身体と心の両方が複雑に絡み合って痛みを訴えている事が多いんですね。

 

その中でも、心が強くかかわって痛みが出ているのでは?

と思う場合の基準として

 

検査などでは特に異常はなく原因不明なのに痛みが長く続く

気持ちに大きく左右され、痛みが一日のうちに変動が強い

痛みが長期間続くなどがあります。

 

ただ、この気持ちによってという部分がくせ者で患者様にしてみれば

「あなたの痛みは気持ちからですよ。」と言われている感じがし

「私の痛みは理解されていない」と感じドクターショッピングや攻撃的な言葉、

担当者の変更希望(苦笑)などになりかねない。

だから、患者様の痛みを聞き入れるのはもちろん。それを受容していく。

これは、患者様とのより良い関係作りを結ぶためだけではなく

痛みが身体と心を複雑に絡め合ったレベルなど理解するのに大変重要になってきます。

 

医療や介護は矛盾を含んでいる部分がご利用者様にとっても大変多い。

・ 要介護から要支援になれば、サービスが減らされ困る。

・ 痛みがないと言えばマッサージが受けられなくなるかも?

・ サービスが減れば一日中誰とも話さない日々が増えてします。

・ 機能訓練で多くの人々がスタスタ歩けるようになったらご利用者様が減ってしまう

 

でも、今回は痛みを複雑化させないためにどうするのか?

ポイントとして

・ 上記のような心理的、社会的因子を無視しないこと。

・ ご利用者様の痛みに引きずられないこと。

・ QOLを低下させないようにする事です。

 

教科書的にまとめると。

患者の言葉を良く聞き、受け入れ、相手の痛みが続く気持ちや社会的な不利益も無視せず。

訴える痛みに引きずられず、QOLが低下しないようにリハビリする。

 

こんな風に上手くいくケースは20年くらいやっていますが少ないでしょう。

ただ、心にとめておくだけでも痛みが強いご利用者様への接し方、

コミュニケーションは上手くいくのではないかと思います。

 

何か、ご協力出来る事があれば遠慮なく。

拘縮とは?

訪問マッサージをご利用する際に、条件のひとつとして挙げられるのが

「拘縮」

そもそも関節とは、骨と骨をつなぐ部分で、足首や肘など動く部分なのですが、

そこは、骨以外にも筋肉を骨と結ぶ「腱」

アキレス腱のようにふくらはぎの筋肉を踵(かかと)の骨に結びつけていたりすることで

筋肉が働き人の身体は動きます。

また、関節を包み可動性であったり、動きを安定させるための「関節包」

常に滑らかに動くように油を差したりしているための「滑液」などで構成されています。

 

では、拘縮っていったい何かというと

その関節包や靭帯が伸縮性を失い関節の動きを阻害し可動域(柔軟性)が狭くなったことです。

例えるなら、錆び付いたドアがギシギシいったり、開きが悪くなった状態です。

特に寝たきりになったり動かない期間が長期続くと「拘縮」がおきやすかったりします。

 

その為、自力で関節の曲げ伸ばしなど行えない方のために

マッサージで筋肉をゆるめ、拘縮の進行を予防していくとても大切なものです。

杖がないと歩けない。

歩幅が小さい、足が上がりにくくなり転びそうなど悩みがございましたらご相談ください。