Category Archives: 拘縮・麻痺・筋力低下など

ホスピタリティー

おはようございます。

訪問マッサージ師の小泉英也と申します。

以前、ホスピタリティーで有名なラグジュアリーホテルで

客室マッサージなど行っていました。

最近は、企業もクレドつくってみたりホスピタリティーだといってみたりしていますが

少し違うかなと?

 

その違うという意味は本質がズレているってこと。

例えばホテルでの満足は、快適に過ごせる時空間って定義したとします。

では、マッサージ師に求められる満足って何?ってこと。

 

それって、快適に生活を送れる身体環境なんじゃないかなって。

別にコミュニケーションが不必要ってことではなく、

それ以上に満足度を高めようと思った場合

より快適に生活を送れるようにどうしたら良いかって事を学ぶことが大切なんじゃないかと思います。

 

麻痺を改善させたいけど麻痺ってどんなメカニズムなんだろう?

それで、しっかりと改善させてあげればより良い関係が作れるんじゃないかな?

大切なのは、本当に患者の気持ちに立ってみて自分が出来ることをすることだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクティブレスト

私は、訪問日数の多い患者様にはアクティブレストを用いることも多い。

アクティブレストとは、積極的休息法を意味する。

 

例えば野球を毎日やっていると、同じ部分ばかりに負担がかかるから

休み=身体を休める

ではなく、サッカーをしたり、水泳をしたりして違う動きをすることで

いつも使っている部位を休めながら、体力も増強していく。

 

運動も、毎回滑車など同じ部分を使わずに違う動きを入れてみる。

 

 

66.2

66.2とは、65歳以上の女性が転倒した際に起きる傷害の%割合である。
それ以前にスリップしたり、よろめきやつまづきでの転倒での死因に至った傷害の割合で一番多いのが頭蓋内損傷。

男性の64歳未満の骨折による転倒死が1.8%から65歳以上になると36.2%まで跳ね上がるが
女性は64歳未満の骨折による転倒死が6.8%から65歳以上になると更に66.2%跳ね上がる。

また65歳までは転倒の原因として脳血管障害がトップですが
85歳以上なると順位は、高齢による衰弱、認知症が上位になる。

認知症の患者は廃用性も伴う方も多いので知覚の向上や、
廃用性を防ぐためにもマッサージは有用である。

また知覚などの感覚器も年齢とともに低下するがマッサージにおいて
能力が向上するので
是非、オススメいたします。

患者を理解する

どの職種でもそうですが怖いのは慣れというもの。

 

慣れると最初の頃とは違い仕事が段々と作業に近づいていく。

 

そのモチベーションを維持するのは大変。

 

また、自分では、上手くやっているつもりでも

口に出さないだけで患者も作業になるとそれはすぐに気がつく。

 

もし、明日の朝起きた時。

 

あなたの身体半分が麻痺し何も感じなくなっていたら。

 

身体は、歯を抜く時に麻酔をかけられたように感じなくなっている。

そうなった時に自分の精神はどんな状況になるのだろうか?

 

いつもと変わらず笑顔でいられるだろうか?

 

我が事だと思って仕事をすれば、もっと素晴らしい仕事が出来ると思います。

転倒予防リスク要因のアセスメント

パンフレットの写真の為か私は浮腫改善のリクエストが多い。

浮腫といっても介護などを受けていらっしゃる方の場合には

通常の浮腫とは違い廃用性浮腫やリンパ性浮腫の方もいらっしゃいます。

 

それは、圧痕が残る程度ではなく

もう皮膚が破れるのではと思うくらいパンパンに腫れ上がった状態。

 

そうすれば、足の裏の感覚も通常と異なり安定しない状態となり

転倒しやすくなってしまう。

 

浮腫って、多少あるだけでも結構だるさを感じたりするのに

足の甲までパンパンに膨らんでいると更に自覚症状は強くなっていきます。

 

ケアマネジャさんや家族から稀に

「でも、すぐに戻るんでしょ?」

と、言われる事もありますが

 

浮腫すべてが完全に消える事はなくても

パンパンの状態からかなり改善される方も多々あります。

 

興味のある方はご連絡ください。

境界なき改善

行動する人間として思考し、思考する人間として行動せよ。
アンリ・ベルクソン

数多くの高齢者に携わり、かなり改善する場合と
あまり改善がみられない場合がある。
もちろん、その方々が持つ疾病、意欲、意思、状態など様々ですが
行動するという事も大切だと思っています。

また、改善される方の多くは、色々と試行錯誤したりチャレンジされている方が多いのかなとも思います。
ただ、言われたことをするのではなく、自分なりに動きやすいようなコツを探していたりする。

最近は認知運動療法なども出てきましたし、
そんな中、これからはマッサージも理学療法も境界線がなくなってくるんじゃないかって考えたりもします。

理学療法は、積極性を持ち訓練をし回復を願い、
マッサージなどは、受動的に寝ているだけで回復を願う。

私のマッサージは、ある種状況を見ながら受動から能動的なマッサージに移行する。

能動的なマッサージとは、例えば手指から得られた受動的感覚。

マッサージの強弱であったり、暖かいや冷たい。
刺激をの感じやすやなどをやり取りし始める。

その刺激は意志を持ち、感覚器→神経を通り脳へと伝えられる。

多少なりとも感じることが可能であれば
脳の中で刺激となり活性化される。

求心性が活性化されると、マッサージを通じ筋が圧された時に
どの程度か徐々に理解ができるようになる。

やっている事はマッサージ。
しかし、求めていることは、意思であり、脳の活性化であったりする。

そんな施術を繰り返していると手指の感覚が増大したり、痙性をコントロール出来ることもある。
でも、マッサージであれ、理学療法であれ資格やアプローチの方法が異なるだけで

それ程変わりはないと感じる。
やっている行動を患者に理解させ、脳が活性化されれば
回復スピードは、早くなっていく。
維持期から受け持つ事が多い訪問マッサージにおいても改善されるケースも多々ある。

手柄という言葉自体に違和感を感じますが、手柄は、誰でも構わない。

ただ、目の前の患者様が良くなり生活に満足感が得られるようになる。

そんな縁の下の力持ちでありたいと思います。

脳卒中へのマッサージ

リハビリの本質的な目的は、脳卒中となった患者様が

「生活する環境に適応するために必要な能力を獲得することです。」

 

そこで運動機能の能力を得る為にリハビリをするのですが

同じくらい大切な要素があるんです。

それが「感覚」

運動と感覚は、常にお互いを助け合っていて片方だけでは成り立ちません。

 

例えば、何か物をもってみる。

携帯電話でも何でもいいです。

 

・ ツルツルしているのか?

・ ザラザラしているのか?

・ どんな大きさか?

 

動かなければ感じないし、感じる為には動かさなければならない。

 

麻痺してしまった部分でも、

痛みという感覚や押された感触などは感じる場合もある。

情報は、間違った情報として脳に伝えられる場合もある。

 

障害が起きた場所は、脳であり

動かない筋肉や、感じられない皮膚が障害を受けている訳ではない。

 

動かない筋肉を動かすのが能動的(下行性)なリハビリであって

感じられない皮膚の感触を増やす受動的(上行性)なリハビリがマッサージ。

訪問マッサージは、感覚のリハビリ。

いっぱい色々な感触をインプットする。

筋肉の硬さ、皮膚の温かさ、冷たさ様々な情報を患者様へ伝える仕事。

 

違う例えをすれば、

食べ物を噛んだり、飲み込んだりする動きというリハビリ。

私たちは、味を感じるというリハビリに近いイメージかな。

食べて栄養素は足りているから問題はないではなく、

生活を豊かにするためにマッサージが必要なんです。

介護者にとっての拘縮、維持期という思考

ケアマネ、ヘルパーさんは、ご利用者様のリアルな生活を目にする。

 

例えば脳卒中などで急性期はPTの先生たちが、拘縮予防のために他動運動(動かして)してくれていた。

しかし、そのリハビリは診療報酬が高い180日で終了となることが多く、

自宅に帰ってしまうと動く機会がめっきり減り自らリハビリに励もうとする方も少なくなり拘縮が進行する。

 

これは、「頑張れば必ず回復するから頑張りましょう。」ではなく

「これ以上はリハビリを行っても現状を維持するのが精一杯です。」という

国の制度によって継続を断念させられる。

 

そして、この維持期までに得た能力で患者様は生活をしなければならない。

でも、使わない機能は少しづつ衰えを見せ始める。

拘縮は、さらに強くなって動ける範囲を狭めていく。

 

そんな中で、意欲を削がれた方々にとってマッサージが患者様の心に光を当てることもある。

会話というコミュニケーションや、マッサージというノンバーバコミュニケーションを通じ

硬くなっていく自分の身体が柔らかく戻るにつれ、心も少しづつ柔らかくなり光が差し込み笑顔が増えてくる。

 

数多くの脳卒中などによる「拘縮」で苦しんでいる方々が訪問マッサージを利用することにより

拘縮の進行を少しでも遅らせたり、服を着るなどが楽になったりなど

ご利用者様の日常生活が、より良いものになっていくのではないかと思います。

 

 

 

以前に書いたコチラも参照していただければ。

「意思することが大切」

 

私は、患者様にこれからも希望を与え続けていきたいと思います。

 

 

拘縮とは?

訪問マッサージをご利用する際に、条件のひとつとして挙げられるのが

「拘縮」

そもそも関節とは、骨と骨をつなぐ部分で、足首や肘など動く部分なのですが、

そこは、骨以外にも筋肉を骨と結ぶ「腱」

アキレス腱のようにふくらはぎの筋肉を踵(かかと)の骨に結びつけていたりすることで

筋肉が働き人の身体は動きます。

また、関節を包み可動性であったり、動きを安定させるための「関節包」

常に滑らかに動くように油を差したりしているための「滑液」などで構成されています。

 

では、拘縮っていったい何かというと

その関節包や靭帯が伸縮性を失い関節の動きを阻害し可動域(柔軟性)が狭くなったことです。

例えるなら、錆び付いたドアがギシギシいったり、開きが悪くなった状態です。

特に寝たきりになったり動かない期間が長期続くと「拘縮」がおきやすかったりします。

 

その為、自力で関節の曲げ伸ばしなど行えない方のために

マッサージで筋肉をゆるめ、拘縮の進行を予防していくとても大切なものです。

杖がないと歩けない。

歩幅が小さい、足が上がりにくくなり転びそうなど悩みがございましたらご相談ください。