Category Archives: ADL

日常生活動作と訳されるADL
ADLを向上することは、なぜ必要なのか?
ポイントや難しい部分をなるべくわかりやすく紹介したいと思います。

ホスピタリティー

おはようございます。

訪問マッサージ師の小泉英也と申します。

以前、ホスピタリティーで有名なラグジュアリーホテルで

客室マッサージなど行っていました。

最近は、企業もクレドつくってみたりホスピタリティーだといってみたりしていますが

少し違うかなと?

 

その違うという意味は本質がズレているってこと。

例えばホテルでの満足は、快適に過ごせる時空間って定義したとします。

では、マッサージ師に求められる満足って何?ってこと。

 

それって、快適に生活を送れる身体環境なんじゃないかなって。

別にコミュニケーションが不必要ってことではなく、

それ以上に満足度を高めようと思った場合

より快適に生活を送れるようにどうしたら良いかって事を学ぶことが大切なんじゃないかと思います。

 

麻痺を改善させたいけど麻痺ってどんなメカニズムなんだろう?

それで、しっかりと改善させてあげればより良い関係が作れるんじゃないかな?

大切なのは、本当に患者の気持ちに立ってみて自分が出来ることをすることだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻痺側?非麻痺側?

訪問マッサージには、医師の同意が必要である。

 

もし、自分自身が半身麻痺になったと思って欲しい。

 

患部は、麻痺側である。

 

急性期ならば麻痺側で良いんだけれども

維持期からはじまる事の多い訪問マッサージにおいては

麻痺側の機能向上が難しい場合も多く

その場合、実際に使われる非麻痺側に負担がかかる事もある。

 

でも、同意が麻痺側だけだと厳しい場面に直面することも。

 

こうゆう時に、同意して貰えなかった部位の再生同意が難しい(苦笑)

 

基本的には、患者様の希望を叶えてあげたいと思いつつのジレンマ。

フィジカル&メンタル

失認症や言語障害などがあるとなかなか意思の疎通が難しい。

 

どうすれば、この患者様が喜んでくれるのか?

 

そこで、意識しているのは常に患者が主役だということ。

 

会話であれ、食事などの行動を含めて遅いことも多いので

自分の言いたいことなどを一方的に伝えるのではなく

ゆっくりと相手が伝えたいことが伝えられるまで待つ。

 

多くの方は、最初伝えるのをやめる。

 

きっと、伝わらないと思っちゃうから。

 

でも、毎回じっくり待つとポツリポツリと語り出して来る。

 

最初は、苦痛などが多い。

 

 

でも、途中から言葉が変化する。

 

「ありがとう」 に変化する。

 

聞くことによって、そして患者様が主役になることによって

 

 

66.2

66.2とは、65歳以上の女性が転倒した際に起きる傷害の%割合である。
それ以前にスリップしたり、よろめきやつまづきでの転倒での死因に至った傷害の割合で一番多いのが頭蓋内損傷。

男性の64歳未満の骨折による転倒死が1.8%から65歳以上になると36.2%まで跳ね上がるが
女性は64歳未満の骨折による転倒死が6.8%から65歳以上になると更に66.2%跳ね上がる。

また65歳までは転倒の原因として脳血管障害がトップですが
85歳以上なると順位は、高齢による衰弱、認知症が上位になる。

認知症の患者は廃用性も伴う方も多いので知覚の向上や、
廃用性を防ぐためにもマッサージは有用である。

また知覚などの感覚器も年齢とともに低下するがマッサージにおいて
能力が向上するので
是非、オススメいたします。

理想的な姿勢とは?

姿勢を見るのには正面から見て左右差があるかどうか以外にも

猫背や首が前に出ているなど身体を横から見て判断する方法があります。

 

高齢者になると腰が曲がったり姿勢を気にする方も増えてくる。

訪問マッサージで伺うような患者様には、椎間板がつぶれている場合などもあり

下記のような理想的な姿勢を求めることは難しいですが

基準を知らなければ評価も難しい。

 

今回、参考図書として使用したケンダルも古典的でベーシックなリハビリのひとつ。

 

なんでもかんでも最新の手法がベストかと言えばそうでもなく

あくまでも基礎をもとに、医学的根拠や最新の手法を上乗せしなければならないと思っている。

 

そこで、今回はその目安とは?

 

側面図から見た鉛直線

(鉛直線とは、天井からおもりをぶら下げた糸を基準にした古典的な評価の方法。)

ケンダル p75より

体表図から見た基準

① 耳朶(みみたぶ)を通過する。(頭部は少し前傾している)

② 頸椎の椎体を通過している。

③ 肩関節を通過している。(胸郭の脇に上肢をつけた場合)

④ 体幹の中央を通過する。

⑤ 大腿骨大転子を通過する。

⑥ 膝関節の中央部の少し前方を通過している。

⑦ 外果の少し前方を通過している。

 

骨から見た基準

① 冠状縫合の頂点の少し後方

② 外耳道を通過している。

③ 軸椎の歯突起を通過している

④ 腰椎の椎体を通過している

⑤ 仙骨岬角を通過している

⑥ 股関節中心の少し後方

⑦ 膝関節軸の少し前方

⑧ 踵骨立方骨を通過している。

 

まずは、基礎をしっかりキープ。

ここから姿勢の保持だったり、歩行に少しづつ入っていくのです。

かなり道のりながそうですが…(苦笑)

痛みの緩和

介護の現場では共感を示すという言葉が使われる。

 

現在、腰痛や頚肩部などの痛みは心理的、社会的因子が多いという研究結果もたくさんある。

 

独居など対話する時間が短い人にしてみれば

この共感というのはとても大切。

 

マッサージという行為をする以外にも耳をしっかりと傾けるだけでも

疼痛緩和に役立つと考えている。

 

 

訪問マッサージの役割

介護など認定されていらっしゃるかたは

ADLやQOLなど耳にした方も多いかと思います。

 

介護にマッサージなんて必要?なんて方も多いはず。

介護に認定されるような高齢者から腰が痛む、足が痛くて歩けないので

これさえなんとかなればなんて言われた人もいるでしょう。

 

マッサージって、皆さんはどのような時にかかることが多いでしょうか?

腰痛や肩こりなどの痛みがあるなどではないでしょうか?

 

上記のように痛みを抱えた状態はとてもストレスが強いもの。

 

痛みが身体の動きの妨げとなり、

寝ている時間を助長するなど悪循環を引き起こす事さえあります。

もし、あなたの家族が痛みから解放された表情を思い浮かべてください。

 

きっと、穏やかな表情に変化しているはず。

 

そうすれば、意欲も向上しADLやQOLも向上しやすくなります。

可能性の芽

私は、訪問マッサージを行う以前、
マッサージの治療院だけでなく、スポーツトレーナー、ホテルの客室やスパ、
クリニックなど色々な勉強をさせていただきました。

この中で、治療の発想転換にもっとも影響を与えたのはスポーツクラブだったと感じる。

クリニックや治療院と同じようにスポーツクラブには数多くの高齢者がいた。

ここに集う人々の会話は腰痛や膝痛があっても受動的に痛みがなくなるのを待っているのではなく
積極的に改善を狙うには、どうすれば良いのか話している方も多かった。

トレーニングの内容もリハビリって感じより鍛え込むトレーニングって感じ。

80歳で毎日5km走るおじいちゃん。
75歳でベンチプレス140kg上げるおじいちゃん。
毎朝、太極拳を行い私よりかなり柔軟性の高いおじいちゃんやおばあちゃん。

もう年だから、現状を維持するという思考ではなく、
高齢者になっても機能を向上させるという思考。

今、私が訪問マッサージを行っているおばあちゃんも90歳半ばになって
寝たきりで起立性低血圧などあった方も積極的に身体を動かすようになり
立ち上がり動作(スクワットのようなもの)も20回くらいは行い
トイレなども一人で行けるようになったり、

脊髄炎があって歩行困難な方が階段歩行50段上がれるようになったり。

もちろん、すべてが改善出来る訳ではないけど、もっと自分の可能性を信じて
楽しみを見つけていただければ面白いんじゃないかなって。

もし出来なかった時にどうするのか?

患者様(ご利用者様)が、指示に沿って出来なかったということも

十分に考えられること。

出来ないものに対して「頑張れ」ってエールを送っても難しい。

逆にプレッシャーになってしまう。

 

そんな時には、その指示は一旦中止しましょう。

 

まずは頑張れば出来そうなものを選んでいく。

 

それこそ塗り絵でもOK

まずは、寝ている時間を減らしていく。

 

あとは、寝たままでも足を曲げ伸ばしする。

テレビを見ることで脳に刺激を与えるでも良いと思います。

 

急かし、出来ないと凹んだり、頑固になって体操を拒んだりすることも。

中々難しいことですが、「根気強く焦らない。」

 

しっかり見守って次の一歩を踏み出すお手伝いをする気持ちがベストだと思います。

 

現実的な目標の設定

訪問マッサージは、通院が難しい方に行われます。

その為、要支援などの方は、「歩けるようになりたい」という希望も多い。

 

そこで、歩くを少し考えてみますね。

歩くの前には、当然立たなければなりません。

では、立つって何が必要でしょうか?

椅子に座っている状態だとすれば

まず膝より身体の中心の方に足先があること。

(膝より前に足先があると立つことは難しい)

その為には、まず座って足を引き寄せられるか?

引き寄せられたら、立つためには一度上半身を前傾しなければならないので

その体勢がとれるかどうか?

とれるならば今度はお辞儀しながら少しお尻を持ち上げてみる。

前回、書きました「小さなことからコツコツと。」

それをクリアしながら、立つために必要な事項を少しづつ塗りつぶしていく。

だから、下肢の能力が落ちたからといって諦めないでくださいね。