Category Archives: 患者様、ご家族向け情報

ホスピタリティー

おはようございます。

訪問マッサージ師の小泉英也と申します。

以前、ホスピタリティーで有名なラグジュアリーホテルで

客室マッサージなど行っていました。

最近は、企業もクレドつくってみたりホスピタリティーだといってみたりしていますが

少し違うかなと?

 

その違うという意味は本質がズレているってこと。

例えばホテルでの満足は、快適に過ごせる時空間って定義したとします。

では、マッサージ師に求められる満足って何?ってこと。

 

それって、快適に生活を送れる身体環境なんじゃないかなって。

別にコミュニケーションが不必要ってことではなく、

それ以上に満足度を高めようと思った場合

より快適に生活を送れるようにどうしたら良いかって事を学ぶことが大切なんじゃないかと思います。

 

麻痺を改善させたいけど麻痺ってどんなメカニズムなんだろう?

それで、しっかりと改善させてあげればより良い関係が作れるんじゃないかな?

大切なのは、本当に患者の気持ちに立ってみて自分が出来ることをすることだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

構成

通常のマッサージとは違い、訪問マッサージは

ケアマネや医師などと一緒に一人の患者を良くしようとチームで行う事も多い。

 

どうしても単独運営を行っていくと視野が小さくなり

ワンマンになりがちだけどチームを通して

より良い生活を患者様が過ごせるかを話すことによって

いろんな視点が発見できる。

 

チームで他人任せになるのではなく、

自分の専門分野はしっかりと責任を持ち相互にフォローしていく。

 

ヘルパーはヘルパーの責務。

 

マッサージ師はマッサージ師の責務

 

 

みんなでみんなで協力して個々の専門分野でバックアップする。

 

 

そうやって患者様の状態が健康に向かっていくと

主観的に満足しマッサージ師一人で喜ぶより

患者様と共に喜べる方が楽しい。

それよりも患者様の家族も共に喜べれば更にうれしい。

チームも一緒に喜べれば最高です。

 

歩行困難について原因を見つける。1

厚生労働省の疑義解釈では、訪問マッサージを受ける際の理由について下記のように書いています。

 

(問21)「歩行困難等、真に安静を必要とするやむを得ない理由等」とは、どのような理 由を指すのか。

(答) 疾病や負傷のため自宅で静養している場合等、外出等が制限されている状況をいうも のであり、例えば、循環器系疾患のため在宅療養中で医師の指示等により外出等が制限 されている場合に認められる。したがって、単に施術所に赴くことが面倒である等の自 己都合による理由は療養費支給の対象とならない。

また、全盲の患者や認知症の患者等、歩行は可能であっても、患者自身での行動が 著しく制限されるような場合は、保険者等において通所できない状況等を個々に判断 されたい。(留意事項通知別添1第6章の1)

 

先日、高齢者の転倒死について書いたが若い人と違い転倒することは高齢者にとってかなりの危険を伴う。

その為には、異常を見つけなければならないのですが

まずは、大まかなステップで言えば最初に全体的に歩行を観察し変じゃないかなって感じで見てみる。

そこで、ここで何かおかしいな?って思うようなら

一度体験などで訪問マッサージを受けてみるのもひとつの手だと思います。

 

体験されることで、その歩き方をさらに細かく観察していきます。

歩行は分析時に支えている脚(立脚相)と、ぶらりと浮いている脚(遊脚相)に分けて評価します。

地面に足が接触した。→ 体重がかかった。→ 足が離れたなどおおよそ8つのパーツに分けて見る。

一般の方が歩行を分析するのは難しいですよね?

 

もし、身近な方の歩行が気になるようでしたら下記のフォームからご相談ください。

 

 

 

 

 

 

麻痺側?非麻痺側?

訪問マッサージには、医師の同意が必要である。

 

もし、自分自身が半身麻痺になったと思って欲しい。

 

患部は、麻痺側である。

 

急性期ならば麻痺側で良いんだけれども

維持期からはじまる事の多い訪問マッサージにおいては

麻痺側の機能向上が難しい場合も多く

その場合、実際に使われる非麻痺側に負担がかかる事もある。

 

でも、同意が麻痺側だけだと厳しい場面に直面することも。

 

こうゆう時に、同意して貰えなかった部位の再生同意が難しい(苦笑)

 

基本的には、患者様の希望を叶えてあげたいと思いつつのジレンマ。

フィジカル&メンタル

失認症や言語障害などがあるとなかなか意思の疎通が難しい。

 

どうすれば、この患者様が喜んでくれるのか?

 

そこで、意識しているのは常に患者が主役だということ。

 

会話であれ、食事などの行動を含めて遅いことも多いので

自分の言いたいことなどを一方的に伝えるのではなく

ゆっくりと相手が伝えたいことが伝えられるまで待つ。

 

多くの方は、最初伝えるのをやめる。

 

きっと、伝わらないと思っちゃうから。

 

でも、毎回じっくり待つとポツリポツリと語り出して来る。

 

最初は、苦痛などが多い。

 

 

でも、途中から言葉が変化する。

 

「ありがとう」 に変化する。

 

聞くことによって、そして患者様が主役になることによって

 

 

アクティブレスト

私は、訪問日数の多い患者様にはアクティブレストを用いることも多い。

アクティブレストとは、積極的休息法を意味する。

 

例えば野球を毎日やっていると、同じ部分ばかりに負担がかかるから

休み=身体を休める

ではなく、サッカーをしたり、水泳をしたりして違う動きをすることで

いつも使っている部位を休めながら、体力も増強していく。

 

運動も、毎回滑車など同じ部分を使わずに違う動きを入れてみる。

 

 

66.2

66.2とは、65歳以上の女性が転倒した際に起きる傷害の%割合である。
それ以前にスリップしたり、よろめきやつまづきでの転倒での死因に至った傷害の割合で一番多いのが頭蓋内損傷。

男性の64歳未満の骨折による転倒死が1.8%から65歳以上になると36.2%まで跳ね上がるが
女性は64歳未満の骨折による転倒死が6.8%から65歳以上になると更に66.2%跳ね上がる。

また65歳までは転倒の原因として脳血管障害がトップですが
85歳以上なると順位は、高齢による衰弱、認知症が上位になる。

認知症の患者は廃用性も伴う方も多いので知覚の向上や、
廃用性を防ぐためにもマッサージは有用である。

また知覚などの感覚器も年齢とともに低下するがマッサージにおいて
能力が向上するので
是非、オススメいたします。

理想的な姿勢とは?

姿勢を見るのには正面から見て左右差があるかどうか以外にも

猫背や首が前に出ているなど身体を横から見て判断する方法があります。

 

高齢者になると腰が曲がったり姿勢を気にする方も増えてくる。

訪問マッサージで伺うような患者様には、椎間板がつぶれている場合などもあり

下記のような理想的な姿勢を求めることは難しいですが

基準を知らなければ評価も難しい。

 

今回、参考図書として使用したケンダルも古典的でベーシックなリハビリのひとつ。

 

なんでもかんでも最新の手法がベストかと言えばそうでもなく

あくまでも基礎をもとに、医学的根拠や最新の手法を上乗せしなければならないと思っている。

 

そこで、今回はその目安とは?

 

側面図から見た鉛直線

(鉛直線とは、天井からおもりをぶら下げた糸を基準にした古典的な評価の方法。)

ケンダル p75より

体表図から見た基準

① 耳朶(みみたぶ)を通過する。(頭部は少し前傾している)

② 頸椎の椎体を通過している。

③ 肩関節を通過している。(胸郭の脇に上肢をつけた場合)

④ 体幹の中央を通過する。

⑤ 大腿骨大転子を通過する。

⑥ 膝関節の中央部の少し前方を通過している。

⑦ 外果の少し前方を通過している。

 

骨から見た基準

① 冠状縫合の頂点の少し後方

② 外耳道を通過している。

③ 軸椎の歯突起を通過している

④ 腰椎の椎体を通過している

⑤ 仙骨岬角を通過している

⑥ 股関節中心の少し後方

⑦ 膝関節軸の少し前方

⑧ 踵骨立方骨を通過している。

 

まずは、基礎をしっかりキープ。

ここから姿勢の保持だったり、歩行に少しづつ入っていくのです。

かなり道のりながそうですが…(苦笑)

痛みの緩和

介護の現場では共感を示すという言葉が使われる。

 

現在、腰痛や頚肩部などの痛みは心理的、社会的因子が多いという研究結果もたくさんある。

 

独居など対話する時間が短い人にしてみれば

この共感というのはとても大切。

 

マッサージという行為をする以外にも耳をしっかりと傾けるだけでも

疼痛緩和に役立つと考えている。

 

 

転倒予防リスク要因のアセスメント

パンフレットの写真の為か私は浮腫改善のリクエストが多い。

浮腫といっても介護などを受けていらっしゃる方の場合には

通常の浮腫とは違い廃用性浮腫やリンパ性浮腫の方もいらっしゃいます。

 

それは、圧痕が残る程度ではなく

もう皮膚が破れるのではと思うくらいパンパンに腫れ上がった状態。

 

そうすれば、足の裏の感覚も通常と異なり安定しない状態となり

転倒しやすくなってしまう。

 

浮腫って、多少あるだけでも結構だるさを感じたりするのに

足の甲までパンパンに膨らんでいると更に自覚症状は強くなっていきます。

 

ケアマネジャさんや家族から稀に

「でも、すぐに戻るんでしょ?」

と、言われる事もありますが

 

浮腫すべてが完全に消える事はなくても

パンパンの状態からかなり改善される方も多々あります。

 

興味のある方はご連絡ください。